萩市の萩博物館では、12月23日(土)から3月3日(月)まで、企画展を開催します。
その名も「クジラに生かされてきた萩・山口の人々」。
山口県北部が面する日本海は、クジラの回遊ルートになっており、人々は古くよりクジラをありがたく利用した生活を営んできました。
そして、現在もなお萩をはじめ、山口県内には鯨肉を節分に食する風習など、クジラが寄り来る地域ならではの文化が息づいています。
この特別展では、近代捕鯨の先覚者・岡十郎(1870~1923)の没後百年を機に、萩・山口の人々がクジラのもたらす恩恵に「生かされてきた」ことを紹介します。
クジラに生かされてきた萩・山口の人々
◇日時 2023年12月23日(土)~2024年3月3日(日)
◇場所 萩博物館 企画展示室
◇お問い合わせ先 萩博物館 ( 電話 0838-25-3142 )
展示室では、オスの骨格標本としては最大級のミンククジラの全身骨格標本や捕鯨用具、阿武郡奈古(現萩市)出身で、捕鯨砲と汽船を導入した日本初の捕鯨会社「日本遠洋漁業株式会社」を設立した、近代捕鯨の先覚者・故 岡十郎氏(1870~1923)にまつわる資料、かつての学校給食を支え、今も提供されている鯨肉を使った献立の食品サンプルなど、約60点を展示。レストランでは、柔らかいミンククジラの肉を竜田揚げにした期間・数量限定のメニュー「くじらの竜田揚げ定食」も提供しています。
また、期間中には楽しいイベントも行われます。ここでは2つ紹介します。
●体験イベント「チリメンモンスターを探そう!」
海にはクジラのエサとなる、小さな生き物が暮らしています。萩名物の「ちりめんじゃこ」に混ざって捕れる「チリメンモンスター」(さまざまな魚介類の子ども)を探してコレクションを作ることが出来ます。各回30分前から整理券を配布、先着70名程度です。
実施日 ①2月4日(日) ②2月25日(日) 午前の部 10:00~12:00 / 午後の部 13:00~16:00
参加費 1回300円 (体験時間:約15~20分)
●「クジラを食べて再発見! - ギャラリートーク&ランチ -」
その名の通り、ギャラリートークとランチを楽しむイベントです。展示担当者のギャラリートーク終了後、レストランで限定メニュー「くじらの竜田揚げ定食」を実食します。山口県では節分にクジラを食べる風習がありますが、時期としてはぴったりのイベントですね。こちらは希望開催日の3日前までに電話(申込先:0838-25-6447)でお申込ください。定員は申込先着10名です。
※ギャラリートークのみの参加も可能です。その場合は事前申込みは不要です。
実施日 ①1月20日(土) ②2月3日(土) 10:30~12:00 ※ランチは11:30~
参加費 観覧料+1,100円(ランチ代)
今も昔もクジラとは切っても切れない山口県。改めてクジラと人々の関わりを発見してみませんか?
イベント名 | 近代捕鯨の先覚者・岡十郎没後100年 クジラに生かされてきた萩・山口の人々 |
日程 | 2023年12月23日(日)~2024年3月3日(日) |
場所 | 萩博物館 企画展示室 |
主催 | 萩博物館特別展・企画展開催実行委員会 |