標本とわかっていても、この大きさ・鋭さを目の当たりすると恐怖を覚えます。
ホホジロザメの口蓋骨の標本です。
8月31日(土)まで開催されている、光ふるさと郷土館の”五感で感じる郷土の夏 ホホジロザメこうがいこつ展”です。
五感で感じる郷土の夏&ホホジロザメこうがいこつ展
◇日時 令和6年7月20日(土)~8月31日(土)
*8月19日、26日は休館
◇場所 光市 光ふるさと郷土館
◇お問い合わせ先 光ふるさと郷土館 ( 電話 0833-78-2323 )
みなさん、覚えていますか?
1999年7月に光市戸仲沖に突如として現れたホホジロザメ。
海水浴シーズンということもあり、大パニックとなりました。
捕獲されたのは、発見から約9時間後のことでした。
展示されているのは、そのホホジロザメの口蓋骨(こうがいこつ)です。
人間でいうと上あごと下あごです。
大きさは高さ81㎝幅73㎝重さ約6kg。
人の頭がすっぽり入ってしまいますね。
歯は、獲物に噛みつくためにギザギザしています。
抜け落ちやすい特徴がありますが・・・。
心配ご無用!
ご覧の通り、裏には次の歯、そしてそのまた次の歯が順序良く準備されているのです。
しかも、準備している歯は寝ている状態から起き上がってくるというのですから、興味深いですね~。
口蓋骨の隣にある、捕獲されたサメと同じ大きさの5.3mの模型にも注目です。
この企画展に合わせて職員たちが毎年製作に取り組んでいます。
製作期間は約2カ月。
材料は竹、コンパネ、水道パイプ、新聞紙、粘土などで、今年は歯をより本物に見せるようこだわったそうです。
展示空間にも一工夫です。
青色LEDや塩ビ板による反射を利用して深い海の中を演出しています。
口を大きく開けてこちらに泳ぎ迫ってくる・・・🦈
暑い夏に少しだけひやっとする瞬間ですね。
会場では、当時の映像が映し出されていますので、捕獲時の様子を振り返ることもできますよ。
イベント名 | 五感で感じる郷土の夏&ホホジロザメこうがいこつ展 |
日程 | 令和6年7月20日(土)~ 8月31日(土) |
場所 | 光市 光ふるさと郷土館 |