「磯ってなぁに?」
そう聞かれると、一瞬口が貝のように閉ざしてしまいました。
みなさんはどうですか?
頭の中にイメージがわいたところで・・・。
7月28日(日)に、光市で”磯のいきもの観察会”が”開かれました。
子どもたちが磯遊びを通じて、磯に住むいきものとふれあいました。
光市の伊保木海岸で開かれた”磯のいきもの観察会”には、子どもたち25人を含む55人が参加しました。
テーマは「自然豊かな伊保木海岸で磯探索」。
親子で楽しく磯浜を観察し、磯に住み着いている生き物を調べて、海のきれいさ・豊かさを調査しました。
磯とは、海・湖などの波打ち際、水際のことで、特に石の多い海岸。
海水浴する海岸というよりも、石や岩が点在して潮だまりができるような場所ですね。
海藻や貝、カニなどの魚介類のかっこうの生息地となっています。
まずは、海岸清掃です。
プラスチックごみやペットボトル、容器など12袋分のごみが集まりました。
海岸に流れ着いたごみ=海洋ごみは、たくさんの生き物たちを脅かしている存在であることを学びました。
稚魚の放流も行いました。
下松市栽培漁業センターで養殖したヒラメの稚魚をバケツに小分けして、海岸から放流しました。
全員で「きれいな海で成長して、大きくなって帰ってきてね。」と願いを込めました。
磯探索では、親子で調査を行いました。
キヌバリ、ハオコゼ、ヒザラガイなど全部で30種類の生き物が見つかりました。
指標生物による評価を行った結果、伊保木海岸は豊かな海で多様性の多い磯だということがわかりました。
子どもたちも「磯の石を裏返しにすると、カニが出てきた。カニの住処が分かった。」
「岩があり危ないと思ったけど楽しかった。また参加したい。」と感想を話していました。
自然観察指導員の藪博昭さんは「光市伊保木海岸は今と昔は変わっていないと思います。昔ながらの自然環境を持続的に維持・保全をしなければならないと思っています。」と話していました。
子どもたちには、地元の海のことを知るいいきっかけとなったのではないでしょうか。
イベント名 | 磯のいきもの観察会~自然豊かな伊保木海岸で磯探索~ |
日程 | 令和元年7月28日(日) |
場所 | 光市伊保木海岸 |