世界文化遺産登録5周年を記念して、帆船「みらいへ」が萩に寄港しました。
萩の5資産を含む「明治日本の産業革命遺産」が世界遺産に登録されて、今年で5周年を迎えました。
これを記念して、10月10日(土)と11日(日)の2日間、帆船「みらいへ」が萩に寄港し、体験イベントが開かれました。
帆船みらいへは、総量230トン、全長52.16m、幅8.6m、マストの高さ30mの帆船です。
一般社団法人グローバル人材育成推進機構の保有の航海練習船で、神戸港を母港としています。
帆船みらいへが、世界遺産登録5周年を記念して、萩市椿東の萩漁港に寄港しました。
山口県内へは初めての寄港です。
10月10日には、船内見学やセイルドリルが行われました。
船内は最新の設備が備わっています。
参加者は、操舵室のレーダーや船員が使用する食事室やベッドなどを見学しました。
セイルドリルは、港に停泊している船上で、帆を張ったり帆をたたむ訓練です。
船員たちが披露する技術に、観客たちは魅了されていました。
11日には、事前申し込みのあった人を対象とした体験航海が行われました。
船は、萩漁港から菊ヶ浜沖を周りました。
航海中には、ゲームなども行われ、2時間の船上での時間を楽しんだということです。
参加者たちは「帆船は思ったより大きかった。」「帆を張るのがすごかった。」と話していました。
萩漁港の近くには、世界遺産の恵美須ヶ鼻造船所跡があります。
幕末、2隻の西洋式帆船「丙辰丸」と「庚申丸」が建造されました。
今も、当時の規模の大きな防波堤が残っています。
風のエネルギーを利用した帆船、海の上を走るという表現がしっくりきます。
イベント名 | 世界文化遺産登録5周年記念 現代の丙辰丸・庚申丸が恵美須ヶ鼻造船所にやってくる! 帆船を体験してみよう! |
日程 | 令和2年10月10日(土)11日(日) |
場所 | 萩市 萩漁港 |