山口放送と日本財団などが進める「海と日本プロジェクト」。
日ごろ、移動手段の一つとして船に乗ることはあると思うのですが、船にとって欠かせない操縦室やエンジンルームはなかなか入ったことがないですよね。
今回は、子どもも大人もワクワクしてしまうような体験航海、力石アナが参加してきました。
8月9日(金)下関市の港に親子連れなどが集まりました。
乗り込んだのは、周防大島町にある大島商船高専の練習船「大島丸」。
海の、そして船のスペシャリストを目指す生徒たちが日々実習を行っている船です。
まずは、普段生徒たちが授業を受ける教室でお勉強です。
下関の港の現状や役割、そして私たちの暮らしを支える海運産業について学びました。
関門海峡をめぐるおよそ1時間の体験航海。
船内も自由に見学していいということで大人も子供も探検気分で先へと進みます。
船の心臓部分=エンジンルームは、すごい迫力!
このエンジン、車のおよそ10~15台分くらいの力もあるそうです。
居住スペースは、2段ベッドにすることで効率よく、限られたスペースを活用しています。
シャワーブースも完備されています。
大島大橋の送水管破損の際には、いち早く住民に開放されました。
さぁ、いよいよブリッジと言われる船の操縦室に入っていきます。
船員でも限られた人しか入ることのできない場所。
航海の真っただ中ということもあり、緊張感が漂っていました。
子どもたちも興味津々。
こんなに間近で見られるなんてそうそうないですからね。
子どもたちも「みんなで協力して船を安全に運転しているところがすごい。」
「すごいいっぱい機械があって、びっくりした。」と驚きの様子。
航海には欠かせない海の地図=海図の見方も教えてもらいました。
浦田数馬・一等航海士「事前にどこを通ろうかと考えながら船のコースラインを引いている。必ず360度の方角でコースを示している。」
関門航路は晴れている日でも潮の流れが速いので、キャプテンはエンジンを強く使ったり弱く使ったり、常に神経を研ぎ澄ませて、指揮に当てられているんだそうです。
体験航海を終えた参加者のみなさんに感想を聞いてみました。
大島丸の建造に携わった男性は、お孫さん二人と参加していました。
男の子「楽しかった。船酔いしなくてよかった。」
小学校の先生「これを機会にぜひ学校に帰って、子どもたちに伝えたい。魅力ある港町=下関を教員が伝えていかないといけない。」
海や船を身近に感じる、夏休みの一日となりました。
8月13日(火) 熱血テレビ 放送