7月18日(土)周南市の大津島で海岸清掃が行われました。
周南市の徳山港に集まったのはボーイスカウトやガールスカウトのメンバー、企業の方たちや地元周南市の職員など約130人です。
新型コロナウィルス対策として、体温を測り手指の消毒をした後、さっそく船に乗り込みました。
向かったのは、徳山港から定期船で30分ほどの大津島です。
清掃活動は15年ほど前から始まり、毎年続けられています。
大津島に到着した参加者は、ここで地元住民の方たちと合流、二手に分かれて早速海岸清掃を始めます。
おとなも子供も一生懸命作業します。
海岸にはいろいろなごみがありました。
「(ごみが)めちゃくちゃありました。」
「海を汚す人がいやだなと思います。」と子どもたちも話していました。
この日は、みんなの頑張りで沢山のごみが集まりました。
海洋ごみの約8割は街で発生したものが川を伝って海に流れ出したものだと言われています。
周南市水産振興課の山本敦彦さんは「この島にあるごみについては、ほとんどがこの島から出たものではなく、都市部から出たごみだと思います。みなさんで回収できたのはよかったです。」と話していました。
ガールスカウトたちは、ごみを拾うだけでなく海辺の環境についても学びました。
海洋ごみの1つとして問題となっているのが、5mm以下のマイクロプラスチック。
このマイクロプラスチックが大津島の海岸にもあるのか探してみます。
発砲スチロールなどが風化して、それを小さな魚が食べてその小さな魚を大きな魚が食べる、悪循環に陥っていくそうです。
稚魚放流も行われ、13cmほどに成長したヒラメ約2500匹を放ちました。
「おおきくなって帰ってきてね。」と、少しずつ繰り返しながらバケツに入れたヒラメを海に放ちました。
海岸清掃や稚魚放流などを通して、参加者は海の環境について多くの事を学びました。
こうした活動が海の環境を守ることにきっとつながるはずです。
子どもたちは、このあと釣りなどを楽しみました。