豊かで美しい海を未来へー熱い想いを持ち、社会を変えるムーブメントの源となる人材を海と日本プロジェクトでは「熱源」と呼んでいます。 株式会社「海耕舎」の代表取締役社長を務める新名文博さんは山口県の熱源の1人です。昨年11月、島根県で全国の熱源が集まって「熱源サミット」が行われました。新名文博さんに参加して感じた事や今後の活動について聞きました。
2021年12月。新名さんはWEBで会議を行っていました。参加メンバーは、鳥取県でネイチャーガイドとして活動する大原徹さんと、「サンゴに優しい日焼け止め」を企画・開発した沖縄県の金城由希乃さん。
新名さん、大原さん、金城さんの3人は、豊かで美しい海を次の世代へ引き継ぐ日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環で、昨年11月に島根県で行われた「熱源サミット」に参加し、同じグループになったメンバー。サミットでは、漂着ごみの回収や処理についての課題も話し合われました。新名さんは「熱源サミット」に参加したことで、清掃活動で回収した漁具を自治体で引き取ってくれないという課題が、自身の活動する下関だけの問題ではなく、広域の課題であると気づかされたと話します。
それぞれの地域が抱える課題について、サミットに集まった仲間との連携や情報交換などで解決していきたいと、サミット終了後の現在も全国の熱源人材との交流を続け、刺激を受けたり新たな活動に取り組まれているようです。全国の熱源人材が、熱源サミットをきっかけに新たなムーブメントを起こそうとしています。私たちも、自分たちで出来ることを見つけ、海を守っていきたいですね。