8月4日(水)下関市豊北町の海水浴場で「マリン体験学習会」が開かれました。
参加したのは、様々な理由で学校が苦手な子どもたちとその家族です。
この体験学習会は山口市でフリースクールなどを行っているHappy Educationが海耕舎や財団などの協力を得て毎年この時期に開いています。
代表の村上さんは「学校が苦手な子どもたちって集団で体験する、自然体験とか、みんなで遊ぶ、笑顔になるという機会がすごく少なくなってしまう。」と話します。
Happy Educationは2018年に村上さんが立ち上げ、現在は山口市徳地を拠点に活動しています。
様々な子どもたちが安心・安全に自分らしく学べる社会を目指していて、敷地内の畑で野菜の収穫などの体験学習を行っています。
マリン体験学習会では、まず5mm以下のプラスチックのごみ=マイクロプラスチックを探します。
目の大きさ、穴の大きさが違う2種類のふるいを使って、砂や貝殻やごみを分けていきます。
そして、集めた小さなものを海水につけて、浮いたマイクロプラスチックを回収していきます。
マイクロプラスチックを魚が食べ、それを人間が食べる・・・環境問題について興味を持つきっかけとなったようです。
お待ちかねのマリンレジャー。
楽しむ前に、もし海に落ちた場合に上手に浮く方法を学びました。
スリル満点のバナナボートで角島大橋をくぐっていきます。
なかなか出来ない体験です。
「景色がすごくきれいで橋の下を通るのが面白かった。」
「目に塩が入って、すごいしみました。」と、笑顔があふれていました。
今年で4回目となったマリン体験学習会。
村上さんは「波の音、風の音、自然の音って、発達の特性があったり疲れている子どもたちの脳が疲れないという研究結果も出ているので。」と話し、今後もこの学習会を続けていく予定だということです。
8月16日(月)KRYさわやかモーニング 放送