番組情報
2019.07.03

【岩国市】海のミクロ生物を探そう!

海と日本プロジェクトinやまぐち推進大使の力石舜久です。
今回、やってきたのは岩国市由宇の潮風公園みなとオアシスゆう。
世界的にも珍しいミクロ生物館があります。
館長の末友靖隆さん、いろいろ教えてください。
早速、目の前の海岸でミクロ生物を探しま~す。

力石舜久・推進大使 ミクロな生物を探します。

  1. 生き物がいるようには見えませんが・・・。
  2. 顕微鏡をのぞいてみると・・・?!
  3. ゴカイの赤ちゃん 体長1ミリ

プランクトンネットという特別な網を使います。
小さな生物を捕えるために作られています。

<手順①海水を採取>
相手はミクロ生物。
すくってはみるものの・・・全く手ごたえがないです。
<手順②別の容器に移す>
すくった海水を見ても・・・???ん~
「砂ではなく全部生き物ですよ~!!」
と、言われましても・・・。
<手順③スポイドでピックアップ>
顕微鏡で覗いていきます。

いよいよミクロの世界へ。
?!いました、いました。
魚のようなイモ虫のような動き。
これは?
ゴカイの赤ちゃんです。
大きさは1ミリほど。
なんとも、面白い動きをしていますね。

しばらくして・・・容器を観察してみると。
ピンク色の生物が容器の上のあたりに集まってきました。
これは赤潮を作る生物の一つ、ヤコウチュウ(夜光虫)です。
イカ、タコにとっては夜光虫による赤潮は有害です。

ミクロ生物が教えてくれること

  1. 岩国市ミクロ生物館の末友靖隆館長

岩国市ミクロ生物館の末友靖隆館長は、こう話します。
「小さな生き物たちは、私たちに良くも悪くも深く関わりあっています。
悪い例でいうと水の色を変えてしまって他の生物に悪さをする。
一方で、大半の生物は私たちが食べている魚のエサのそのまたエサになる。
私たちの命を間接的に支える存在です。」
また、こうも付け加えました。
「ミクロな生き物がこの世の中から一匹もいなくなってしまうと、私たちを含め目に見える生き物たちは死に絶えてもおかしくないんです。」

採取したわずか40mlの海水には、およそ20種・数千匹のミクロ生物がいるんですって。
目に見えないものの、生態系を保っていくにはミクロな生物たちは大切な存在なんですね。
絶妙な自然環境のバランス。
海の環境を大切に守っていかなくては。

6月20日(木) 熱血テレビ 放送

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