2月5日、由宇小学校の4年生を対象に「海洋ごみ」をテーマとした「出張講義」が開かれました。講師を務めたのは岩国市ミクロ生物館の末友靖隆・館長です。
まず「海洋ごみ」の問題を身近に感じてもらおうと、1月に完成したばかりのアニメ「サンタ・カンパニー ~真夏のメリークリスマス~」が山口県内で初めて上映されました。物語の舞台は、南半球のとある島国。主人公たちは、日常生活の中で海洋ごみに関わる様々な問題があることを学んでいきます。
アニメの本編に続き、児童たちに「海洋ごみ」を題材としたクイズが出題されました。
児童の皆さん、一生懸命考えてクイズに答えてくれましたよ。
その後、皆さんが住んでいる岩国市の海についてのお勉強。海だけでなく、家庭にもマイクロプラスチックがあることを実際に現物を見たり、顕微鏡で観察したりして確認、身近なところにも海に深刻な影響を及ぼすものがあることを改めて理解していました。
児童の皆さんも「ごみを協力して減らし少しでもきれいな海ができるよう工夫し、きれいな海にできるようにしたいと思った」「ごみがいっぱいあってもごみを次からポイ捨てしないようにする、と思った」「ごみを減らしていったり再利用できるようにしていきたいと思った」と感想を言ってくれました。
末友先生は「本当に些細なことからでもOKなので、ひとりひとりがちょっとずつでも良いからごみを出す量を減らせば、それは世界中を見ると大きな変化になる。それをしっかりと意識しながら毎日毎日を暮らしていったら、きっとこれから先、みんなの力、私たちを含めて、みんな全員で力を合わせて、素晴らしい未来が待っていると思う」とおっしゃっていました。
今回の出張講義の模様は、2月10日(水)の「KRYさわやかモーニング」の中で紹介しました。