よく本格的なレジャーシーズンを前に、
親子で水辺の事故について学び備えるフォーラムが東京で開かれました。
東京の日本財団ビルで開催された「親子で学ぶ海のそなえ教室」。
まずは、水辺で起きる事故についてどうすれば防げるのかを正しく知ってもらおうと、
水難事故の特徴などが紹介されました。
全国では毎年およそ1000人が水難事故で亡くなり、そのうちのおよそ70%が海の事故で命を落としています。
また、県内ではおととしまでの5年間に117人が亡くなっていて、
これは全国で12番目に多い数字となっています。
「2度と同じことを繰り返さないように事故から教訓を生かしてほしい。」と話すのは、
6年前に愛媛県の河川でお泊り保育に参加中だった息子を亡くした吉川優子さんです。
吉川さんは、ライフジャケットなどの救命装備をつけていれば防げた事故だったとして、
備えの重要性を呼びかけました。
「愛媛の瀬戸内海、穏やかな海で・・・海でも川でも私たちよく遊んでいました。
ライフジャケットもちゃんと着て遊んでいたんです。」
「ライフジャケットの装着を地域でまず広めようという活動を始めました。」
事故に遭った際、ライフジャケットを着用していた人の生存率は90%と、
着用していなかった人と比べて大きな差があることがわかっています。(非着用率44%)
参加した子どもたちは、実際に身に着けてみて体としっかり固定する方法や救助が来るまでの
正しい浮き方などを学んでいました。
7月9日 さわやかモーニング 放送