レポート
2021.06.22

【下松市】トラフグの歯をパチン!

お口を大きく開けて~、パチン!

トラフグの栽培が盛んな下松市笠戸島で、トラフグの稚魚の歯を切る「歯切(はきり)」が行われました。

トラフグには上下2枚ずつ歯が生えています。
その歯をそのままにしておくと、尾びれを噛み合って傷が付き、感染症にかかったり、養殖いかだの網を食い破ったりするため、毎年この時期に歯切作業が行われます。

トラフグの歯切り

6月3日(木)長崎県から仕入れた体長約10cmの稚魚5000匹の歯を下松市栽培漁業センターの職員が素早くカットしていきました。

通常、歯切は出荷までに4,5回行いますが、試験養殖を行っている栽培漁業センターでは、エサの回数や量を工夫して早く大きく育てているため、歯切を行うのはこの一度だけです。

稚魚は7月、周南市の粭島で放流されるほか、一部は1年半かけて40cmほどに育てられ、飲食店などに出荷されます。

旗手友紀・主査は「フグに手間をかけるとフグがダメージを受けてしまうので、手早く素早く丁寧に切らないといけないのでそこが難しいと思います。」と話していました。

ことしは、出荷の約3か月前からゆず果汁や酒粕をエサに混ぜて与えるということで、さらにおいしいフグになることが期待されています。

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