いま、目覚ましい進歩を続けている「ドローン」を使って、
サンゴを観光資源に活用出来ないかを調査する実証実験が周防大島町で始まりました。
二ホンアワサンゴは、温帯性のサンゴで周防大島町の白木半島に国内最大の群生地があることが知られています。
夏になると、ほかの海藻が少なくなり、より際立って見えるということです。
今回始まった実証実験。
使うのは水中ドローンです。
パソコン操作で3次元の動きができます。
サンゴは深さ7~8mの所に生息しているため、
直接見ることができるのはダイバーだけでしたが、
水中ドローンの映像なら誰でもその様子をリアルタイムに見ることができます。
また、高齢化が進む地域でエコツーリズムの目玉になるのではと期待が高まっています。
しかし、今回はカメラが不調でドローンからは撮影できませんでした。
実証実験は、地元6つの自治会が共同で行ったもので、あと4回行われる予定です。
今後、ドローンの操縦訓練を行うほか、地元自治会では最新鋭の水中ドローンを導入する計画です。
二ホンアワサンゴは、8月下旬から産卵の時期に入ります。
水中ドローンの撮影が可能になってその光景をライブ映像で見たいものですね。