別れの夏がやってきました。
上関小学校では6月に町の魚であるマダイと特産品であるクルマエビを新入生として迎え入れ、児童たちは毎日世話をしてきました。
そのマダイとクルマエビ・・・旅立ちの日を迎えました。
7月10日(水)卒業式。
「あなたは本校において元気にすくすく育ったことを証します。」と卒業証書が授与されました。
上関小学校ではふるさとの海や特産品について学んでもらおうと地元の栽培漁業協会と協力し、町の魚であるマダイを5年生が、町の特産品のクルマエビを3年生が飼育し、放流しています。
6月5日に入学してから児童が毎日餌やりなどの世話を続けてきましたが、ついに別れの時です。
「元気でね~!」と声をかけながら見送ります。
児童が世話をしたマダイとクルマエビに加え、栽培漁業協会の稚魚それぞれ1000匹も放流されました。
「クルマエビが行くのは寂しいけど大きくなってねっていう気持ちで放しました。」
「敵に食べられずに元気よく自分で餌をみつけて大きくなって欲しいです。」と児童たち。
小学校と栽培漁業協会では今後、給食で児童にクルマエビを食べてもらう予定です。
マダイとクルマエビを通して、生き物や海、地域について考える時間となりましたね。