東北の三陸沖から北海道沖でニタリクジラなどを捕獲する捕鯨船が5月23日(火)朝、下関を出港しました。
下関を出港したのは、商業捕鯨を行う共同船舶の捕鯨船・キャッチャーボートの第三勇新丸。
第三勇新丸は、同じく23日、広島県の尾道を出港した捕鯨母船の日新丸と合流し、東北の三陸沖から北海道沖の海域で母船式捕鯨を行います。
捕獲するクジラは、ニタリクジラ187頭イワシクジラ24頭で、一旦、今年の8月に仙台港に入港し、クジラ肉の陸揚げを行う予定だということです。
そして、その後も操業を続け、第三勇新丸は日新丸と共に11月初めに下関に戻ってくることになっています。
第三勇新丸は、午前9時頃会社関係者や家族に見送られながら下関を出港しました。
見送った家族は、「子どもは1歳2か月。長期いなくなるから、けがとか事故とかないように気をつけて頑張って欲しい。」と話していました。
なお、長く捕鯨を支えてきた捕鯨母船=日新丸は、今回が最後の航海となります。
新しい捕鯨母船は、現在下関市内の造船所で建造が進められています。