クジラを食べる=鯨食文化を広めようと、下関市で市内の団体や学生らが協力し「クジラ弁当」を開発する取り組みが進んでいます。
その一環として、8月8日(月)クジラや捕鯨の歴史について学ぶ勉強会が行われました。
勉強会はしものせき鯨食復活プロモーションが開いたもので、学生たちなど約20人が参加しました。
講師は下関市立大学の特命教授でしものせき鯨食復活プロモーションの共同代表を務める岸本充弘さんです。
岸本さんは「山陰側沖合を通る鯨を捕獲して、その肉や脂が問屋がたくさんある下関に運ばれてきた。下関は中継基地として発展したきたんです。」と話していました。
この団体では、7月から下関市立大学と東亜大学、下関商業高校と協力し、クジラ肉を使った弁当の開発に取り組んでいます。
今回の勉強会は、下関とクジラの関係や捕鯨の歴史を学び、弁当作りに活かしてもらおうと開かれました。
学生は「下関はクジラが有名で、それが魅力にもなるかと思う。それをクジラ弁当を通して広めていけたら。」と話していました。
クジラ弁当は今年度中に商品化される予定です。