早くも冬の味覚=フグのシーズンの到来です。
下関市の南風泊市場で9月26日(木)朝、トラフグの初競りが行われました。
下関市の南風泊市場は天然トラフグの取り扱い量日本一を誇ります。
初競りには萩市の見島沖や宮城県沖で獲れた天然のトラフグ250キロがかけられました。
午前3時20分、掛け声とともに今シーズンの競りが始まりました。
競り子が差し出す黒い袋の中に仲買人が手を入れ、指の握り方で値段を決める伝統の”袋競り”です。
天然のトラフグの最高値は、キロ当たり1万9千円と去年より3千円安く取引されました。
また、今シーズンは猛暑の影響で海水温が高く、エサの食いつきが悪かったことなどから養殖ものの成長が遅く、26日朝の入荷はありませんでした。
下関唐戸魚市場・郷田祐一郎社長は「下関のフグは、目利きの部分で優れている。安心安全をモットーに仲卸とともに販売していきたい。しっかり食べていただきたい」。と話していました。
競り落とされたトラフグは、東京や大阪を中心に全国に出荷されました。