レポート
2024.05.07

【下関市】フグに感謝~ふく供養祭~

フグシーズンの終わりを告げる供養祭が4月29日(月)下関で行われ、フグに感謝するとともに来シーズンの豊漁を祈願しました。
ふく供養祭には関係者ら約300人が参列しました。
下関ふく連盟の郷田祐一郎理事長が「コロナウィルス感染症も昨年5月に扱いが第5類に格下げとなり、それに伴ってふくの消費量もさらに増加に転じております。」と、慰霊の言葉を述べました。

感謝と来シーズンの豊漁を祈願

下関唐戸魚市場によりますと、天然のトラフグはシーズン前半は不良が続いたものの、去年12月中旬頃の寒波で水温が下がったこともあり、養殖のトラフグと共に取扱量は前のシーズンよりも増加したということです。

郷田理事長は「取り扱い数量も金額も増えてますので全体的には良いシーズンだった。今からインバウンド需要もありますし、観光客も増えてますので来季も期待しています。」と話していました。

ただ、気候変動の影響からか、天然トラフグは全国各地で水揚げされるようになり、産地の分散化が進んでいます。
養殖は飼料の高騰により生産コストがアップしているということです。

慰霊祭の後、地元の子どもたちがトラフグの稚魚を海に放流しました。

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