冬の味覚、フグのシーズン到来です。
下関市の南風泊市場で9月25日(月)トラフグの初競りが行われました。
下関市の南風泊市場は天然トラフグの取り扱い量日本一を誇ります。
初競りには主に萩市沖で獲れた天然のトラフグ80㎏と養殖もの1tがかけられました。
午前3時20分、掛け声とともに今シーズンの競りが始まりました。
競り子が差し出す黒い袋の中に仲買人が手を入れ指の握り方で値段を決める伝統の「袋競り」です。
今シーズンは猛暑の影響で海水温が高く、エサの食いつきが悪かったことなどから水揚げ量は例年の約3分の1に留まったということです。
一方、天然のトラフグの最高値はキロ当たり2万2千円と去年より6千円高く取引されました。
下関唐戸市場の郷田祐一郎社長は、「今年はコロナ(の影響)を受けないということでインバウンド需要、外食需要等増えてこようかと思っています。しっかりと魚市場として供給をしていきたいと思う。」と話していました。
競り落とされたトラフグは東京や大阪を中心に全国に出荷されました。