あけましておめでとうございます。
2022年も「海プロやまぐち」をよろしくお願いいたします。
今年最初のレポートは、恒例・フグの初競りです。
トラフグの取り扱い量日本一を誇る、下関市の南風泊(はえどまり)市場で、1月4日にフグの初競りが行われました。
南風泊市場では、萩市沖や瀬戸内海でとれた天然のトラフグ2.1トンと、養殖のトラフグ3.5トンが競りにかけられました。
午前3時25分、威勢の良い掛け声とともに競りがスタート。競り子が差し出す黒い袋の中に、仲買人が手を入れて値段を決める「袋競り」で、今年の初値が決まっていきました。
今シーズンは年末の寒波により漁に出る回数が減ったため、漁獲量も減少。最高値はキロ当たり1万7000円と、去年より2000円高く取引されました。
下関唐戸魚市場・郷田祐一郎社長は「今年は寅年です。海での魚で言えばトラフグ。福を呼ぶという事で、しっかりとフグを味わっていただきたいなと思っています。そのために安心安全な下関のフグを一人でも多くの人に食べていただきたい。」と話していました。
競り落とされたトラフグは、東京や大阪など全国に向けて出荷されていきました。