下関市の離島・六連島(むつれじま)。
島には、明治初期に作られた六連島灯台があり、去年国の重要文化財に指定されました。
4月23日(金)灯台周辺の環境整備が行われました。
指定後、灯台を訪れる人が増えましたが、島の人口は86人で高齢化が進む島の人だけでは整備が十分にできませんでした。
このため、六連島もメンバーとなっている彦島地区のまちづくり協議会が呼びかけ、本土側と島の人あわせて45人が参加しました。
参加者は、海がよく見えるように灯台近くの竹を伐採したり、遊歩道の草を刈ったり、海岸で清掃活動を行ったりしていました。
「これできれいになればいいことですよね。」と、参加者も作業に励んでいました。
六連島灯台は、交通の要衝・関門海峡の入り口に設置され、明治4年(1871年)に初点灯しました。
高さ約10m、石造りおよび金属製で、瀬戸内海の近代航路標識整備の礎をなすものとして高く評価されています。
彦島地区まちづくり協議会では、今後も六連島でのこういった環境整備を続けていきたいとしています。
島のシンボルである灯台。
守っていくには、こうした周りの方々の協力があってこそなんですね。