早くも冬の味覚が到来です。
トラフグの取扱量日本一を誇る下関市の南風泊市場でフグの初競りが行われました。
9月21日(金)下関市の南風泊市場で行われた初競りには、
山口県沖の日本海や瀬戸内海などで獲れた天然のトラフグ130キロと養殖もの4.5トンが入荷。
午前3時20分すぎ、威勢の良い掛け声と共に今シーズンの競りが始まりました。
競り子が差し出す黒い袋の中に仲買人が手を入れて値段を決める独特の「袋競り」で初値が決まっていきます。
ことしの天然もののトラフグの入荷量は前日からの時化の影響で例年より大幅に少なかったものの、
最高値はキロ当たり1万9000円とほぼ例年並みの値段に留まりました。
下関唐戸魚市場・見原宏社長は「これから漁模様が好転することを願っている。
今年はフグ食解禁130周年ということもありますし、この下関から安心安全なフグを出荷していきたいと考えております。」と話していました。
トラフグの競りは秋の深まりと共に本格化し、年末ごろにピークを迎えます。