IWC=国際捕鯨委員会から脱退し、日本は今年7月商業捕鯨を再開します。
南極海での最後の調査捕鯨を終えた船団が下関に帰ってきました。
3月31日(日)下関には、キャッチャーボート2隻と調査母船・日新丸が入港し、式典が行われました。
船団は、去年12月から南極海で調査捕鯨を行い、クロミンククジラ333頭を捕獲しました。
日本は、IWC=国際捕鯨委員会から脱退し、今年7月から商業捕鯨を再開するため、およそ30年に渡って行われた南極海での捕獲調査は終了します。
また、下関市は商業捕鯨の沖合操業の基地となります。
前田市長は「船団が下関から出港し帰ってくることになりますので。
多くの乗組員が下関に住み、下関を盛り上げてくれるものと期待している。」と、
話していました。
会場では、
「商業捕鯨が再開されるのは、我々の悲願でありますのでうれしく思います。」
「調査捕鯨から商業捕鯨に変わるのに、経験した人がいないのでどうなるんだろうという不安がある。」
「商業捕鯨ということなわけですから、採算ベースで物事がまわりだすように支援していきたい。」
と、商業捕鯨再開への期待と共に不安の声も聞かれました。
調査の副産物であるクジラの肉は、すべて下関に陸揚げされることになっています。