レポート
2018.08.03

【下関市】教えて!コンテナ運搬船~子どもたちが船内を見学~

この地球で一番大きな工業製品って何でしょう?
飛行機?ロケット?
・・・「船」です。
タンカーやコンテナ船を思い浮かべると、
中には、長さ・高さともに400mを超すものもあるので納得ですよね。

その工業製品「船」を作っている造船所が県内にはいくつかあります。
下関市の子どもたちが、地元の造船所で建造されたコンテナ運搬船の引き渡し式や船内を見学しました。

一番大きな工業製品「船」を見に行こう!

  1. コンテナ運搬船に乗ってみる。
  2. 船内を隅々まで見てみよう。
  3. いろんな工夫がされているんだね。

7月11日(水)下関市の旭洋造船で行われた見学会に参加したのは、
市内の岡枝小学校5年生22人です。
この見学会は、日本中小型造船工業会と日本財団が「海と日本プロジェクト」の一環で行ったものです。

まず、子どもたちは、船の上でこのほど建造されたコンテナ運搬船の命名引き渡し式を見学しました。
国内を航行する船としては最も大きいこのコンテナ運搬船の特徴は、
操舵室などが船の前側・船首部分にあり丸みを帯びていることです。
「前から風が来た時にうまく風を受け流してスピードがうまく出るように丸くなっている。他の船は後ろのほうに操舵室があるけど、この船は前に操舵室があって運転しやすい形になっている。」と、担当者が船の特徴を説明しました。
また、じゃんけんに勝った子どもたちが汽笛を鳴らす体験もしました。
ずいぶん大きな音にびっくりだったんじゃないかな?

そのあと、子どもたちは船長室や機関室なども見てまわりました。
そして、質問の時間です。
子ども「スピードはどのくらい出るんですか?」
担当者「スピードは大体時速30キロくらい。」
子ども「鉄なのになぜ船は浮くんですか?」
担当者「お風呂で洗面器浮かべてみて。きょう帰ってやってみて。思いっきりまっすぐ上から押してごらん。なかなか沈まないでしょ。これが浮力というやつ。」

担当者は、船の色は所有者が決めていること、船の完成には設計を含めて2年かかることなども説明していました。

子どもたちは、今日の見学会について、
「汽笛を鳴らしたりしたのが楽しかった。」
「将来船を設計したり、運転したりできたらいいなと思いました。」と話していました。

 

 

 

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