現在下関市内の造船所で建造が進められている捕鯨母船「関鯨丸(かんげいまる)」をPRしようとロゴマークのシールが作成されました。
シールは、鯨肉を使った商品に貼られます。
関鯨丸は、老朽化した日新丸に代わる捕鯨母船として現在、下関市の旭洋造船で建造が進められています。
下関が母港となる関鯨丸を広くPRしようと、下関市は制作費約20万円でロゴマークシールを30万枚作成しました。
シールは、市鯨肉消費拡大推進協議会に所属する鯨肉の加工業者5社に配布され、クジラ肉を使ったカレーやシチュー、大和煮などの加工品に貼られます。
前田・下関市長は、「このシールを見られた際には手に取っていただいて、関鯨丸が新たな商業捕鯨の象徴として 本市を出ていく姿を想像していただければと思う。」と話していました。
関鯨丸は、全国から寄せられた1502の公募の中から命名されました。
下関の”関”と”鯨”が入っていて、新たな捕鯨母船を”歓迎(かんげい)”しているという意味も込められています。
ロゴマークシールには、クジラ🐳を抱っこする関鯨丸がにっこり笑うイラストが描かれています。
シールが貼られているクジラの加工品を手にとってみたくなりますね。
日新丸の後継となる関鯨丸は、全長約113m総トン数約9100トンで来年3月に完成する予定です。
引き揚げたクジラを船内まで引き込むことができ、船の甲板の上で解体処理を行っていた日新丸と比べより衛生的だということです。
これまでの工事で船体ブロックの組み立てが完成し、今後は引き揚げたクジラを加工するための機械を搬入していくということです。