日本の沖合で商業捕鯨を行っている共同船舶は、5月10日(月)に記者会見を開き、南極海まで航行できる新たな母船を新造することを発表しました。
新たな母船は、老朽化が進む現在の母船=日新丸に代わるもので、大きさや鯨肉の積載能力はほぼ同じ規模を予定しています。
ただし、将来的に大型のクジラが捕獲可能になることを見越して、70トンクラスのナガスクジラを引き揚げられるように性能を強化する他、無寄港で南極海まで航行できる能力を持った母船を新造するということです。
建造コストは60億円を見込み、来年4月頃の入札を予定しているということで、下関市は新たな母船の造船やメンテナンス、鯨肉の荷揚げなどを行う母港化を目指しています。
新たな母船は、2024年3月の竣工を目指しています。