下関で造られた新しい捕鯨母船・関鯨丸の船団が捕獲したイワシクジラの生肉が11月14日(木)下関で競りにかけられました。
希少部位の尾の身は1キロ当たり最高20万円で取引されました。
今回、競りにかけられたのは、今年3月に完成した新しい捕鯨母船・関鯨丸の船団が今月初めに北海道沖で捕獲したイワシクジラの生肉2トンです。
11日に宮城県の港に陸揚げされ、トラックで下関まで運ばれてきました。
午前2時から始まった競りでは、希少部位の尾の身が1キロ当たり最高20万円で取引されました。
前の捕鯨母船・日新丸の最後の荷揚げとなった去年は、ご祝儀相場という事もあって1キロ当たり80万円の高値が付いていました。
魚重の長谷川豊専務は「適正な値段かなと思う。高値疲れをしているのではないかと思う。下の方のサシが抜群。全体的に尾の身も数が多かったので去年よりは良いと思う。」と話していました。
共同船舶の所英樹社長は「段々なじんできたという値段でこれはれでよろしいと思う。上が段々下がってきて底値が少しずつ上がってきたというのが今回の全体の感触。丁度いい値段で素晴らしいお肉尾の身がお届け出来るという事でうれしく思っている。」と初競りを振り返りました。
12月には、今年から捕獲できるようになったナガスクジラの生肉が下関でも競りにかけられることになっています。