人口減少に歯止めをかけ新たな活力の創出に向けた政策提言を行う山口県議会の特別委員会が開かれ、下関市豊北町で「渚の交番」を運営する男性が地域課題解決に向けた取り組みを紹介しました。
県議会の「新たな活力創出推進特別委員会」は、山口県の強みを生かした地方創生の推進に向け調査研究を進めています。
6月18日(木)は、下関市豊北町で渚の交番を運営する新名文博さんらがライフセーバーの枠を超えて行っている取り組みを紹介しました。
「渚の交番島戸」は、日本財団が地域と海を繋ぐ拠点を作ろうと取り組んでいる海と日本プロジェクトの1つで、おととし開所しました。
新名さんらは、渚の交番を拠点に地区に70軒ある空き家をゲストハウスとして改修したり、漂着ごみの清掃活動をしたりして、地域の課題解決に取り組んでいます。
そして、新型コロナウイルス収束後の新たな取り組みとして、新名さんは「ワーケーション」を進めています。
ワーケーションとは、仕事のワークと休暇のバケーションを組み合わせた言葉で、新名さんはゲストハウスに旅行のように滞在しながらリモートで働く新たなスタイルを提案しました。
新名さんは「まさに、ヒト・モノ・カネのバランスをとりやすい状況を作ってあげることが大事ではないかと思う。」と話していました。
特別委員会では、年内に知事への政策提言を取りまとめることにしています。