この日の授業は教室を飛び出して、水族館へ。
大きな水槽の前で、教頭先生から「学芸員さんから皆さんに、ぜひここに住んでいる魚・いろんな生き物を調査して欲しいというお話なんですよ。でも、出来る?」と聞かれると、子どもたちは「できますよ!」と返事をしました。
下関市の水族館=海響館と連携し、海洋教育に取り組む小学校の子どもたちに今年度の新たなミッションが提案されました。
4月21日(木)海響館から関門海峡に住む生き物の調査の依頼を受けたのは、下関市養治小学校の子供たちです。
この学校では、昨年度から海響館と連携し、海洋教育に取り組んできました。
昨年度のテーマはフグで、子どもたちは実際にフグを観察したり関係者に話を聞いたりしたことをまとめ、海響館から「こども学芸員」に認定されています。
今年度は、関門海峡に生息する生き物をテーマに学習を進め、新種や珍しい生き物を発見した場合は海響館に展示されるということです。
子どもたちは「まだ誰も見つけたことがない魚を釣りたい。みんなが笑顔になったり、すごいと思われたりしたい。」「自分が見つけた魚が展示されるんだって。魚すごいなって思ってほしい。」と話していました。
子どもたちは関門海峡で漁を行っている漁師に話を聞いたり、釣りをしたりして調べていくということです。
海洋教育とは、「海に親しむ」「海を知る」「海を利用する」「海を守る」の4つをテーマにしています。
地域の海のことを様々な体験を通して知り、そして海と人との共生を見つめるいいきっかけとなりそうですね。
関門海峡の生き物の新たな発見、楽しみにしています。