下関市吉見沖に浮かぶ賀茂島。
古くから地元の人たちの信仰の対象となってきたこの島では、7年ほど前から自慢のマツが枯れているのが目立ち始めました。
4月20日(日)は、地元に作られた「賀茂島の景観を守る会」のメンバーが島に渡り、南側にある丘にマツの苗木300本を植えました。
会では、去年もこの時期に苗木100本を植えていますが、育っているものは確認できませんでした。
また、島では鳥の巣やヒナなども見られ、鳥のフンによって斜面が白くなっているところもありました。
「七曲りからの景色も本当にきれいで、これぞ日本の美ということだと思いますので、根気強く頑張っていきたい。」「緑が多くて立派なマツがある賀茂島にもう一度復活できれば。」と、地元の人たちは願っています。
会では、秋ごろ再び島に渡り、マツの生育状況を確認したいとしています。
3つの小高い丘が連なる賀茂島。
吉見地区のシンボルとして地元の人から愛されているんですね。
どうかマツが育ち、美しい緑の島に戻りますように。