1時間27分で651回。
徳山海上保安部の潜水士がギネス世界記録に挑戦し、このほど認定された記録です。
気になるのは、何のギネス世界記録か?ということですよね。
それは・・・これまで誰もが挑戦したことがなかった ” 懸垂 ” での挑戦です。
ギネス世界記録を達成したのは徳山海上保安部の潜水士、安達健太・三等海上保安正(34歳)。
業務の合間をぬって、船上などで懸垂のトレーニングを続けていました。
懸垂でのギネス世界記録はこれまで認定されておらず、挑戦にあたって事務局からは「反動を使わず15秒以内に1回懸垂する」「回数は530回以上」などのルールが出されました。
「入った時は12回だったが、懸垂は苦手だと思ってた。若い子には負けないようにと思ってたので。」と安達さん。
1日おきに300回の懸垂をするなどトレーニングに励み、今年3月にギネス世界記録に挑戦しました。
そして、打ち立てた記録が651回、1時間27分をかけて成し遂げたもので、5月12日にその記録が認定されました。
安達さんは「(ギネスをとって)素直に嬉しい。(Q・なぜできるようになった?)数をひたすらこなして目標を諦めずやっていった。」と振り返ります。
後輩の潜水士は「本当に目標になる存在。現場では隊員の安全をしっかりみてくれ、的確に指示してくれるほんとに信頼できる潜水班長。」と話します。
現場では3人の潜水士を率いる安達さん、世界記録を打ち立てた海猿は、これからも海の安全を守り続けます。