11月14日(木)周南市の小学校で児童たちに ”周南たこ” を知ってもらおうと食育授業が開かれました。
子どもたちが触っているのはタコ。
初めての手触りにみんな興味深々です。
「うわっ!きたぁ!」とタコの予測不能な動きを見つめたり、恐る恐る吸盤を指先でつついてみたり、タコの感触が残る手をパタパタと動かしたり・・・と、子どもたちは様々な反応を見せていました。
周南近海は入り組んだ地形や複雑な潮流から身の引き締まったタコが多く生息していて、昔からたこつぼ漁が盛んに行われています。
しゅうなんブランド”にも認定されている ”周南たこ” 。
その魅力を伝えようと毎年この授業が開かれています。
「吸盤が引っ付いてめっちゃ痛かった。めっちゃおいしそう。」と答えた子どもも。
この日はたこつぼ漁約40年のベテランから、タコつぼには陶器とプラスチック製の2種類あることなどを学びました。
たこつぼ漁の漁師・村瀬稔さんは「プラスチック製は蓋が落ちるので、蓋が落ちるとタコが出られなくなるので・・・昼間いつ行ってもタコがとれる。」と話していました。
そして、勉強のあとはお待ちかねの給食。
特別メニュー ”のんたこ飯” にはたっぷりの周南たこが入っています。
「触ったらぬるぬるしたけど、こんなに美味しいんだな。今日給食で食べられて嬉しかった。」と、にこにこ笑顔でした。
知って触って味わった ”周南たこ” 。
子どもたちはまた1つ地元に詳しくなりました。
周南たこは、プリプリの食感と噛めば噛むほど出てくるうま味が特徴です。
子どもたちにはしっかり噛む力もつけてほしいですね。