酒粕を混ぜたエサでアユを養殖し、ブランド化を目指す取り組みが6月1日(火)から始まりました。
名づけて・・・ほろ酔いアユ。
養殖魚のエサに酒粕を利用した「やまぐちほろ酔いシリーズ」の第3弾となります。
アユの養殖試験が始まったのは、山口市の椹野川漁協です。
アユに与えるエサは地酒の酒粕を混ぜたもので、1か月間、酒粕の配分や回数などの研究を行います。
県では、これまでサバ、ウマヅラハギの研究も行っていて、ブランド化を目指しています。
松竹直也さんは「これまでサバとウマヅラハギを試験しておりまして、酒粕の成分が良質にいいことが分かっています。アユについても良質の成分にうまくつくことを期待しています。」と話していました。
椹野川漁協では、これまでもミカンの皮から抽出された成分をエサに混ぜたアユを「柑味鮎(かんみあゆ)」として名付けて売り出しています。
県では、ほろ酔いシリーズのアユのブランド化を目指し、今年度は2回試験を行い、分析を進める予定です。
酒粕はたんぱく質、アミノ酸、ビタミンなど豊富な栄養素に加えて、100種類以上の酵素が含まれています。
健康効果への期待が高い食品ですよね。
養殖魚にも効果があるのか注目です。
酒どころの山口県。
地酒と養殖魚がうまくタッグを組みました。