新幹線のホームに、獲れたての魚や貝などが入った鮮魚セットが運ばれてきました。
行先は東京です。
「物流の2024年問題」などを受け、新幹線などを使った荷物輸送サービスが5月17日(金)から始まりました。
東京駅で行われるイベントに向け、県内からも活きサザエなど生鮮品特産品が新幹線に積み込まれました。
JR西日本ではグループでは3年前から新幹線と特急による荷物輸送サービスの試験運用を行っていて、このほど正式に事業化されました。
新山口駅から届けられたのは、活きサザエのほか、アマダイやキジハタなどの鮮魚セット、生外郎など。
17日と18日の2日間東京駅で行われるJR6社によるイベント「新幹線でつながる旬食フェア」で販売するためです。
県農林水産部・ぶちうまやまぐち推進課の内田明主任は、「農林水産物は鮮度が重要となるのでその日のうちに大阪や東京まで届くサービスは大きな魅力。このサービスを県内の事業者にしっかり活用してもらい、美味しくて新鮮な県産農林水産物の魅力発信や販売力の強化につなげていけたら。」と話していました。
また、JR西日本の藤田志保さんは、「新幹線は早く運べる。揺れも少なく時間も正確に運べる利点があるので、たくさんの事業者にこのサービスを活用していただきたい。」と話していました。
JR西日本の特急と新幹線による荷物輸送サービスはグループ会社が窓口となり、個人対象ではなく事業者と契約するものです。
新幹線の空きスペースを活用して荷物を即日輸送します。
1回につき重量は20㎏未満となっています。
県内でのサービスの取り扱いは新山口駅のみとなっています。
獲れたて、作りたての地産品や地域の魅力が広まっていくといいですね。