海岸に漂着したポリタンクを原料の一部とした買い物かごが製作され、スーパー「アルク」などに導入されました。
山口県、(株)丸久、日本水産(株)及びテラサイクルジャパン合同会社は、海洋プラスチックごみ問題を多くの方に知っていただき、身近なところから取り組んでいただくために、海洋プラスチックごみを原料に「アップサイクル買い物かご」の作製、導入に向けた取組を進めてきました。
アップサイクルとは、捨てられてしまうようなものを価値のあるものにリサイクルすること。
丸久は海洋プラスチックごみアップサイクルの取組を活用した普及啓発を行う「ONE FOR OCEAN事業」の一環として、「秋の海ごみゼロウイーク」期間中の9/25(土)に長門市大浦海岸で海岸清掃を行い、原料となるポリタンクを100個以上回収しました。
その時の模様はこちら→ 【長門市】海岸に漂着したポリタンクを 「買い物かご」 に | 海と日本PROJECT in やまぐち (uminohi.jp)
この他合わせて県内3つの市と町で海岸清掃を行い、46トンのごみを回収。このうち、およそ360個のポリタンクをペレットにし、これらの原料をもとに、この度3000個の「アップサイクル買い物かご」が導入され、12/12(日)にアルク葵店でお披露目イベントを開催しました。
テラサイクルが製作する海洋プラスチックごみを原料とした買い物かごのスーパーマーケットへの導入は中国地方初となります。
丸久の田中社長は「取り切れないだけの多くの量が海岸に流れ着いている。かごをお使いいただいて、お客様にも関心を持っていただくことに今後も取り組んでいきたい」と語っていました。
アルク葵店のほかに、アルク安岡店、アトラス萩店の店舗内の全ての買い物かごが「アップサイクル買い物かご」に入れ替わることになっています。