12月5日(木)山口市の山口大学教育学部付属山口小学校で特別授業が行われました。
授業のテーマとなったのは、山口県が漁獲量日本一を誇る高級魚”アマダイ”。
アマダイの生態や資源回復のための最新技術について学び、海の未来を考えました。
日本財団が推進する海と日本プロジェクトでは、今年の夏に県内の小学生たちで”アマダイを調べ隊”を結成し、アマダイの生態や漁獲方法、食文化、資源回復のための研究・開発について調査を行ってきました。
アマダイを調べ隊で講師を務めた、山口県水産研究センター外海研究部の阿武遼吾専門研究員が、今回の特別授業を行いました。
阿武研究員は「(シロアマダイは)幻のアマダイと言われてなかなか捕れないが、県水産研究センターが稚魚まで作る技術を開発して、山口県が全国で初めて成功した。」と話し、日々アマダイの数を増やすための研究を続けていることなどを説明しました。
また、アマダイを調べ隊が学んだ成果をまとめた新聞パノラマ版を児童に配布し紹介しました。
児童たちは熱心にメモをとったり、次々と質問をしていました。
授業を受けての感想を聞いてみると、「山口県の海とアマダイを大切にしたいと思った。」「アマダイや水産資源の保護のニュースがあったら、すすんで見たい。」という声があがりました。
パノラマ版は3万部作成され、山口県内の全小学5・6年生、水族館や博物館などの学習施設、行政関係に配布されています。
アマダイを調べ隊が調査した情報や体験の様子などが写真やイラスト、グラフなどでわかりやすくまとめられています。
みなさんもぜひ手に取って読んでくださいね!