柳井市の小学生が大島商船高専の実習船に乗り、地元の海について学びました。
海について学ぶ海洋教育パイオニアスクールを開いたのは、柳井市の伊陸小学校で、5・6年生15人が参加しました。
この日のテーマは「海を知る」と「海を利用する」。
児童たちは大島商船高専の実習船「大島丸」を見学し、普段の生活に船がどのように関わっているか説明を受けました。
大島丸の浦田数馬一等航海士は「日本は島国。石油はほぼ100パーセント船で輸入している。船で石油を輸入しないと車が動かない。」と説明していました。
大島丸を降りた児童たちは別の実習船「すばる」に乗り、海に出ました。
大島大橋の真下で船を止め、潮の満ち引きによって渦潮が発生する大畠瀬戸の潮流を観察しました。
海洋教育パイオニアスクールプログラムは、海をテーマに学習を行う学校を助成・支援するもので、2016年から毎年、笹川平和財団などが行っています。
「楽しかったです。めっちゃ(潮の)流れが速くてびっくりしました。」
「速く走ったときに風が気持ちよかった。いろんなものがあって興味深かったです。」と、子どもたちも船の上での体験について話してくれました。
今後、海洋プラスチックゴミについての学習や海岸清掃などに取り組む予定です。