8月3日(木)萩市で住吉祭が行われ、県の無形民俗文化財に指定されている「御船謡(おふなうた)」が唄われました。
「御船謡」は、旧毛利藩主が乗船するときなど祝い事で謡われ360年以上の歴史があります。
新型コロナの影響で、4年ぶりの例年通りの祭りとなりました。
萩市浜崎地区で「御船謡」を唄う伝統の祭りが始まる前、関係者の期待を集める男性がいました。
「とても緊張しています。いままで制約が多かったのでその分も含めて多くの人に見てもらいたいです。」と話すのは、今年初めて乗船する宮田哲也さんです。
宮田さんは、御船謡を最初に唄う重責を担っていましたが、無事に唄いあげました。
御船謡は7月下旬に行われる住吉神社の夏大祭の御祭事始めに、住吉神社拝殿で又8月3日の神幸祭に街内の指定された場所で演じられます。
「地謡組(じうたいぐみ)」が、「御船山車(おふねだし)」に乗って市内を巡回し、その山車を引くのは萩高校陸上部と野球部の役割です。
「トレーニングと思って、しっかりみんなで頑張りたいです。」
「将来この地域で就職する場合は、このような行事に積極的に参加して、地域を楽しくしていきたいです。」
若い人たちの声が頼もしいですね。
脈々と唄い継がれる御船謡。
夕暮れの萩の町に響き渡っていました。