養殖赤ウニのブランド化を目指す長門市で、7月26日(水)関係者を集めた試食会が開かれました。
長門市の大浦漁港では県内初の取り組みとして1年前から赤ウニの試験養殖を始めました。
エサは天然の海草=カジメなどにこだわり、この夏に出荷の目安となる5㎝以上に成長しました。
試食会には県漁協大浦支店をはじめ地元の水産関係者など約60人が参加しました。
用意されたのは赤ウニの寿司や玉地蒸し、海水ウニ、アカウニ翡翠寄せの4品です。
県漁協大浦支店によると、天然物と比較しても身入りが良く色も黄色から橙色で安定して品質がよいということです。
「おいしいです。おいしいし色もいいですし舌触りもいい。」
「すごくどれもおいしいです。この長門市のブランドとしてしっかり出来ていくんじゃないかなと思っています。」と、水産物卸業の人たちからの評価も上々です。
天然の赤ウニの漁獲量は年々減少しているため、長門市では養殖事業を通してブランド化を目指しています。
長門市の江原市長は、「海の塩味と海の香りがほんのりとしてクリーミーでおいしいです。来年、再来年、目についたらお買い求めいただきたいと思います。」
県漁協大浦支店・運営委員吉村洋実さんは、「クリーミーで甘みもあって美味しいと思います。始まったばかりですのでこれから先ずっとうまくいったらいいなと思っています。」と話していました。
県漁協大浦支店では、今年度は1万個の養殖を行う予定で来年度以降も養殖規模を拡大する方針です。