8月14日(金)防府市で、大地震の発生を想定した防災訓練が行われました。
市が整備した防災機能を備えた公園の活用方法も公開されています。
訓練は、周防灘で最大震度6を超える大地震が発生したという想定で、防府市の潮彩市場防府で行われました。
参加した県や市の職員らはまず身を守る姿勢をとったあと、津波の到達に備え、市場の2階に避難しました。
しかし、建物に損壊が見つかったとの想定で参加者40人は市場そばの公園に避難することに。
たどり着いた所は、防府市が新たに整備した防災機能を備える通称・メバル公園。
参加者は魚のメバルをモチーフとした大型遊具の下に避難します。
遊具の下の空間は、シートを下ろせば、巨大なテントになる仕組みです。
こちらは、臨時の避難スペースとして使用できるほか、段ボール製の簡易ベッドを設置することも想定しています。
公園のある三田尻中関港は災害時に県が海上輸送基地とする防災拠点になっています。
園内には、ソーラーパネルを使った照明で携帯電話などを充電できる装置も備えられています。
公園としてのオープンはことし11月ですが、防災拠点としてはすぐに使うことができるということです。