こどもの日を前に防府市の佐波川では5月3日(水・祝)から恒例の「こいながし」が始まりました。
川の中をおよぐ鯉のぼり。
空を優雅に泳ぐのもいいですが、川の中も気持ちよさそうに見えますね🎏
少子高齢化が進む防府市小野地区の住民が町おこしをしようと2008年から始めた「佐波川こいながし」。
最初の年に川に流した鯉のぼりは約30匹でしたが、回を重ねる毎に増えてきたといいます。
鯉のぼりは全て寄付。
使わなくなった鯉のぼりを募集すると、「子どもや孫が帰ってこないから。」「記念に使ってもらえれば鯉のぼりも喜ぶだろう。」という理由で多く集まりました。
県の内外から飾られなくなった鯉のぼりが集まり、現在では約120匹が佐波川を泳ぐまでになりました。
午前8時15分。
鯉のぼりの設置開始45分前にも関わらず、会場には多くの人が集まっていました。
北九州市から訪れた人は、「今日は5時10分にここに来た。橋の真ん中が一番良いじゃない。気合い入れている。」と話していました。
こいながしの様子を撮影しようと、橋の上には三脚を設置する人たちであふれていました。
作業開始から約2時間半で「こいながし」は完成しました。
訪れた人たちは、「もうちょっと風がなかったら中まで透き通っていたと思う。素晴らしかった。初めて来て良かった。また来年も来てみようと思う。」、
「毎年このゴールデンウィークの風物詩としてきている。鯉のぼりが川で流れているというのはなかなかなくて新鮮ですごくいい。」と話し、川の水面を眺めていました。
佐波川こいながし実行委員会の田頭裕文会長は、「例年どおりいい出来だと思う。大人もこどもも限らず市内市外限らず、いろんな方に来ていただいて楽しんでいただければ。」と話していました。
川幅いっぱいに泳ぐたくさんの鯉のぼり🎏。
清らかな流れに乗って悠々と泳いでいました。