海水浴場に欠かせないものの一つ・・・海の家。
その海の家を目当てに海に行きたくなるような、素敵なお母さんたちが切り盛りするお店を紹介します。
周南市唯一の海水浴場、長田海岸。
毎年、海水浴場がオープンする間だけ、この場所に売店を開いて20年以上になります。
地元漁協の女性部「新南陽マリンレディース」です。
平均年齢70歳以上の大ベテラン。
扱う食材は、もちろん新鮮な海の幸!
さっきまで生きていた「ブトエビ」、塩加減にこだわってさっと塩ゆでします。
今が旬のハモも!
エサとなる小えびや小魚が豊富な瀬戸内で獲れるブランド「西京はも」です。
愛情込めてさばかれたハモはフライに・・・お値段300円!!
お店の看板メニューは、小えびの天ぷら。
丁寧に頭を取り除いた小えびに卵をからませ、小麦粉をからめ、氷水を加えて油で揚げます。
マリンレディースが活動を始めたのは30年近く前。
きっかけは、この小エビでした。
新南陽海域の底引き網にかかる小えびや小魚は、当時獲れても値段が安いため海に戻されていました。
「それはもったいない。」と加工して販売することにしたのです。
そこで人気になった、このえび天。
14年前には、常設の加工場兼店舗を別の場所にオープン。
海の家でも「浜のえび天」として出しています。
そんな場を守りたいと、海の家のシャワーや休憩所の管理を請け負うのは漁協の男性たちです。
ここ25年で漁協を担う組合員も、水揚げ高も3分の1になりました。
地域の漁業を少しでも支える役目ができれば・・・、それが女性たちの願いです。
暑い中、熱い思いで作られた「浜のえび天うどん」
海の家で食べる温かいうどん、熱中症予防にもおすすめです。
地元の海の恵みと調理の技を生かして、新南陽マリンレディースは猛暑の中、この浜から元気を届けます!
8月6日 さわやかモーニング 放送