【山口県全県】フクワク調査隊DAY2 フグの今とこれからについて 

2023-8-21
海と日本PROJECT in やまぐち

8月2日(水)フクワク調査隊DAY2が下関市で行われました。
今回は、フグ🐡が食卓にあがるまでの過程について調べましたよ。
そして、下関のフグが抱える課題や海の未来にも向き合いました。

袋せりに挑戦

県内の小学5・6年生24人によるフクワク調査隊。
山口県の魚=フグについて、ワクワクする体験を通して調査を進めていきます。

まずは、漁について学びます。
フグは延縄漁で行われ、フグが鋭い歯でロープを嚙みちぎって逃げてしまわないように鋼線を用います。
これは、明治時代に周南市粭島から始まったとされています。

南風泊(はえどまり)漁港に到着した隊員たちは、早速延縄漁船を調査します。
地元の漁師さんから、漁の生活やエサなどの話を聞きました。
実際に見る漁船には、生け簀や操舵室、船員室などがあり、隊員たちは興味津々に見入っていました。
そして、漁船に乗り響灘の海上をクルージングする体験も行いました。

水揚げされたフグが集まるのが、日本で唯一のフグ専門市場の南風泊市場です。
ここで”袋せり”という、競り子が差し出す黒い袋の中に仲買人が手を入れて価格を決める伝統の競りが行われています。
隊員たちも、掛け声に合わせて指を握る体験をしました。
5本の指を使って10までの数字を作っていきます。
6からは引き算を使って表現していくんですね。

「ちょっと難しい。数字が大きくなるほど当てられないかなと思う。」と話す隊員もいました。

体験学習を終えたあとはランチタイムです。
フグ刺し、唐揚げ、炊き込みご飯が並びました。
こうして食卓にあがるまでにたくさんの人が関わっていることを感じているようでした。

福島県相馬市とオンラインでつなぎ、現状を知る

山口県の魚=フグですが、天然のトラフグの漁獲量は年々減少しています。
一方で、福島県沖ではトラフグの水揚げがここ数年で10倍となっています。
福島県相馬市とオンラインでつなぎ、新たなトラフグの町の現状について話を伺いました。
去年の水揚げ額は初めて1億円を超え、新たな名物として定着しつつあるんだそうです。

気候変動で海水温が上昇することで、フグの生息域が大きく変わりつつあるといいます。
それは変異種の出現につながり、山口県だけではなく海全体の未来にも大きく関わっていることだと教わりました。
変異種の見分けも体験してみました。
体の色や模様、とげのある・なしで判別していきます。

今とこれからの海を考えるとき、自分たちに何ができるのか?
隊員たちは、この学びを通して真剣に向き合っているようでした。

フクワク調査隊は、2日間かけて行った調査を村岡知事に報告することになっています。

8月15日 熱血テレビで放送

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